貫井徳郎「神のふたつの貌」

神のふたつの貌 (文春文庫)

神のふたつの貌 (文春文庫)

貫井徳郎を読んだのはこれで三冊目。「慟哭」は後味が悪いが面白かった。「転生」がちょっと東野の「変身」のダメVer.みたいであんま面白くなかったんだよなぁ。で、今回の新作を読んだわけなんですが・・・・・・つ、つまらない!
えーと、牧師の息子として生まれた早乙女が「神は何故沈黙するのか」と苦悩したりする内容なんですが、とにかく文章が固い。舞台も教会の近くに限定されているので必然的に狭く盛り上がりに欠けます。まぁ叙述トリックにはまた騙されたけどな!というわけで、今度読むときは評判の「症候群シリーズ」にします。