川端裕人「夏のロケット」

夏のロケット (文春文庫)

夏のロケット (文春文庫)

やっとこれ読み終わったよ。「火星に憧れる高校生だったぼくは、現在は新聞社の科学部担当記者。過激派のミサイル爆発事件の取材で同期の女性記者を手伝ううち、高校時代の天文部ロケット班の仲間の影に気づく。非合法ロケットの打ち上げと事件は関係があるのか。ライトミステリーの筋立てで宇宙に憑かれた大人の夢と冒険を描いた青春小説」です。

まぁまぁ面白かったけど、ちょっとロケットについての詳しい記述とかが読むのがめんどくさくなる場面が多々ありました。事件との絡み合いもいまいちハッキリしないで印象が薄く、登場人物に感情移入できるところもそんなにありませんでした。自分が宇宙大好きっ子だったらもう少しグッときたのかもね。でも、ここまで子供の頃の夢を貫き通せたらカッコイイよなぁ。ということで、評価は★★★☆☆ぐらい。

次は「重力ピエロ」いきます。