JUDE 『Electric Rainbow』

エレクトリック・レインボー

エレクトリック・レインボー

買ってきた。期待した俺がバカだった…。新作聴いて、最後まで聴けない曲があったことなんてのは初めてだよ…。 とりあえず、偉そうに感想を述べてみる。

何がダメなのかというと、肝心要のギターのフレーズや音が両方とも全然カッコ良くないんだよ。例えばブランキーの「LOVE FLASH FEVER」とかSHERBETSの「VIETNAM 1964」とかは金属みたいにジャキジャキとした物凄くカッコイイ音をしてるんだけど、ここ最近の音はなんというか、ゴムみたいにブヨブヨした感じの音がしてる。歌詞は相変わらずの適当さだし、「本当の世界」とかにいたってはとってつけたようなラスト曲という印象で、どことなく胡散臭いです。そして全然伸びのない声を聴いていると、もう年なのかなぁと悲しい気持ちにすらなるよ。

っつーか曲が!単純に!全然良くねーんだよ!でも、ドラムだけはスゴイ頑張ってるなぁと思った。前作より良くなっている唯一の部分。勢いのあるヒロシのドラムは、激しい曲には似合っていてカッコイイです。音もシンプルで結構ヌケの良い音なんですよ。だから、アルバム全体で言えば、歌詞を気にしなくていいインストのBrown Bunnyが一番マシという結果に…。この曲は普通に聴ける。

好きな人にとっては好きなアルバムのかもなぁ。いやー、でもやっぱ今までの経歴を考えてしまうと、これは妥協して褒めていいレベルの作品では決してないと正直思う。そんな感じです。気になる方は、一度聴いて確かめてください。