VINTAGE 2005@LIQUID ROOM ebisu その2

そして、シロップ。物販で売ってたTシャツから、わざわざいつもの黒シャツに着替えてる五十嵐に笑う。あと、さきほど書いたように、ついに五十嵐がSGからストラト使いへ。音がほんのちょっと昔に戻った気がしました。浮遊系というか、あのクーデータみたいな感じのフワフワした音。まぁ似て非なる音ですが。

そして、セットリストはまた全部新曲…。一体何曲作ってんですか五十嵐は。今までに披露した曲を全て数えると、ゆうに30曲は超えてるような気が。で、しかも新曲がかなり微妙なんだコレが。っつーかもうあまりに多すぎてあんま覚えてない。まぁ良かったのは2、3曲かなぁ。アコギで弾いた「全部分かってたのは君だけ」って歌詞のラファータ系のやつと、「全てを無くしてからは、なんちゃらと思えた」って歌詞で、サビはサヨウナラって連呼してたやつ。それにしても、ホント滑舌が悪いな最近の五十嵐は。何歌ってるのか全然聞き取れなかったよ。

新曲だと、あんまり中畑タイコが暴れてくれないから寂しいんだよなぁ。シロップになった途端、なんかタイトでシンプルな感じになってたように聴こえて、それはそれで良かったんだけど、ドラム単体で見ればボラのときのほうがカッコ良かったと思います。まさに鬼神のごとく叩く姿に惚れ惚れしました。

そして、アンコールではボラのメンバーも足して全員で「リアル」を演奏。会場に入ったとき、ステージ上にドラムが二台置いてあったのが見えたし、噂でも聞いていたので、アヒトが叩くってのはあらかじめ分かってたんだけど、ホントにやられるとビックリしますね。 アヒトのドラムは前から見たかったので嬉しかった。

いやーこのツインドラムは良かった!前の方にいる客は暴れ出すし、演奏自体はグッシャグシャでもうよくわかんない感じだったんだけど、見ててすげー面白かった。中畑とアヒトのフィルの掛け合いが最高。もはや対決してるって感じで、かなり興奮しました。二人とも、相手に負けじと叩きまくるんだぜ。しかも、アヒトがめっちゃ笑顔で楽しそうだった。それがなんか良かったです。

以前「リアル」は「ライブで見るとアレンジがカッコ良くて、実はかなり盛り上がる曲」っていう感じの位置だったと思うんだけど、ライブに来る客はすでにそれを知ってやって来てるから、もうみんな心構えが出来てて、曲が始まると拳あげまくって当たり前のように盛り上がるんだよね。それを少しだけ物足りないように思う気持ちも正直あったりします。なんか以前みたいにもっと立ち尽くすような、殺伐とした「リアル」でいいのになぁ、と。いや、ただのワガママですけど。

そんな感じで終わりました。もっと書く事あったような気もするけど、最後の「リアル」のせいでほとんど忘れちゃった。諸手を挙げて絶賛できるようなライブではなかったと思いますが、普通に楽しめました。次はdaimasの日記スペシャルだ!