SHERBETS 『みらくる』

MIRACLE(初回生産限定盤)(DVD付)(紙ジャケット仕様)

一瞬騙されそうになったけど、これは……普通にクソだろ……。「赤いスポーツカー」を聴いて、「なんて深くて切ないインスト曲なんだ！」とか思う人がこの世に数人いるかと思うと、もう僕は明日からというか毎日仕事が全くしたくないです。レコファンがもうすぐ閉店しそうだからといって、急いで初回版なんか買うべきではなかった……。

メロディが書けない。たまに書けたかと思うと声がついていかない。昔は「ああ最初からこういう音程でつくったんだろうな」って感じだったけど、最近は普通に音程外れていて笑いながら年末が過ごせそうです。んで、歌詞はもう枯渇しすぎてすっからかんだよ。でもさ、たまに良いこというんだ。そしてこれがまたすげえ正しい。「日常の中のわほんのふとした美しい場面が全てかも」とか「どんなに広いか知ってるかい 子どものときに見てた風景」とかさ。まぁアルバム全体の0.9%ぐらいしかないんだけども。真夏のプールでさ、少しぐらい小便漏らしても誰も気が付かないだろ？そういうことだよ……。もっと漏らせと。

なんなのかな。ベンジー死にたくないのかなｗ。死にたくない人がメルヘンに逃げてるんじゃないかって気がしてきた。あと、「歌謡曲みたい」って言ってる人がいたけど、確かに俺もたまにピンクレディー聴いてるような気分になって笑った。作曲者:都倉俊一じゃねこれ？！？！？！と思って確認したけど、完全に気のせいだったわ。

そんな感じで、今回もシベリアの冷たい音もベトナムの荒々しい音も越えられず終いなのに、たまーーーーーーに良いギター鳴らしてるから、そこがまたイライラしてなんだかもう外村、実はすげえドラム上手いんじゃ……っていう錯覚をしそうになったけど、まぁ普通でした。いや、でも多少は上達したような……といっても音源自体は二年前ぐらいかコレ。

年が明けたら、「ブランキーは奇跡」と書初めをし、改めて確認しなおします。まっすぐな目をして「人はいつでも素直であるべきさ」と歌っていた青年はあなたの心の中に永遠に！