一日経って

なんだかんだ言いつつも、やっぱ結構寂しいもんがあるな。ああやってすぐ茶化してしまうから、俺は「おーさわちゃんはいっつも冗談なのか本気なのか分からない」と好きな子から言われてしまうわけで、まぁ毎日死にたいわけですが、そんなことはどうでもいいよ……。

なんだか伝え切れてない気がしたからもう一回書いてるんだけど、昨日のライブはホントね、すごく良かった。なんかもうこれ以上どこにも行きようがないなと思ったけど、これは俺自身の問題だから文句のつけようはないなぁ、いやでも限界かなぁと思ったら解散。

ブランキーってさ、解散したときロキノンに書いてあったけど、イイ意味でも悪い意味でも、「ブランキーを聴いている自分」っていう面がほとんどの人にあったと思うんだ。昔なつかし鹿野の文章勝手に引用してしまおう。

「解散の報を伝えてから約半年間、みんなから本当に多くの声が寄せられたが、ほとんどがブランキー亡き後の自分の在り方みたいなものだった。誤解を恐れずに言ってしまえば、みんなブランキーに触れている自分が好きだったんだと思う。それこそ指輪やキーホルダーからミルクや聖書のようにブランキーというライフスタイルを纏うことによって、自分が奇麗な心で真実を暴きカッコイイ存在でいられると思っていたのではないか。そして、実際にその雰囲気を一度も裏切ることなく、ブランキー・ジェットシティという街は明かりを灯し続けたのだ」

大げさすぎて途中でイラついたのはこの際気にしないでおこうか。まぁ同じように、シロップもことさらそんなのに利用されていたバンドだとは思うけど、そういったものよりは、なんだかもう五十嵐という人間についての比重のほうが大きいような……と思うわけです。あのMC、確かに声すげえ優しかったなw。解散が切ないというよりは、あんなMCをしている場面自体になんだか切ないものが帯びていたのかもなぁと。

イカ天に出てたこの若者がフジロックラストで……と同じ類の感慨深いものが、あのラストの「翌日」にはあった。と思うよ。小説だろうが映画なんだろうがワイトショーのニュースだろうが、人間は、自分とは全く関係ない物語に感情移入できる不思議で素敵な生き物です。

あっ、キーワード入れ忘れた。これはsyrup16g解散についての日記です>< よしっこれでたくさん人来るな……。さようなら!