2月19日 JAPAN CIRCUIT vol.21 その二

そしてsyrup16g登場。普通に考えれば曽我部がトリだから、シロップがトリだとは思ってなかったよ。今回は何をやってくれるのかと思ってたら、なんと本編10曲の全てが新曲。五十嵐本人も「新曲ばかりだと楽しくないのは分かってます」みたいなことを言っていたように、さすがに全部新曲だと物足りない気が少ししたけど、新曲をこんなにたくさん聴けたのだから充分ラッキーと言えばラッキーだ。

で、新曲はどんな感じかというと、見た人みんなが言ってますけど「達観してる」とか「喧騒を外から眺めてるような」とかそういう言葉が似合う感じの曲たちでした。自分としては、四曲目の「さよならって言うだけなのに」っていう歌詞があったやつが疾走感がありつつ切なくて結構好きでした。あと、「まぁいいや 来週話そう」っていう歌詞があった曲が、あぁーなんか五十嵐っぽいなぁって思った。「まぁいいや」ってのがね、五十嵐らしいと思う。

で、淡々としつつも結構激しい曲もあったりしたんだけど、ちょっと中だるみもしたかなぁというのが正直な感想。まぁ本人たちも人前でこの新曲を演奏するのは初めてだったろうから、まだ試運転みたいなもんだしね。中畑さんも結構おとなしめだったと思います。この日現れた中畑氏はほとんど坊主みたいな頭になってまして、最初は誰だかわからなかったです(笑。修行僧が念仏でも唱えるみたいに、リズムパターンと一緒に口を動かしつつ黙々と叩いてました。おとなしかった新曲とは打って変わって、アンコールのムカデでは相変わらずの暴れっぷりだったのでなんとなく安心。

あと、思ったことを細かく言うと、やっぱりもう少し五十嵐はハッキリと歌ったほうが良いんじゃないかなぁ、と。いつにも増して鼻声だったので、新曲の歌詞があまり聞き取れず、声のヌケも悪かった。シロップを初めて見た人がいたなら、こいつ歌へったくそだなぁとって思ってもおかしくないような。実際何人か途中退出してたしねぇ。まぁ癖の問題ではなく、調子の問題であることを願います。ムカデのギターソロはやっぱしょぼいと思うけども(笑、ギターは全体的に下手って感じではない。でも、ちょっと一本調子かなぁ、と。音もやっぱもう少しジャキジャキで大きくして良い気もするし。

というわけで、そんな感じのJAPAN CIRCUITでした。楽しかったです!明日は斉藤和義のライブに行って来ます。結構楽しみ。