TOUCH ME@初台ドアーズ

というわけで、達也とのユニットであるTOUCH MEを見に、初台ドアーズまで行って来ました。初めて降り立ったよ、初台なんて。関係ない話だけど、横にあった新国立劇場がすげー綺麗だった。デカいクリスマスツリーまで飾ってありました。あと、会場前に飾ってあった看板に最初「TOCH ME」って間違えて書いてあって笑った。それに気が付いた係員が、あとで必死に書き直してました。

まぁそんなことはどうでも良くて、タッチミーだ。カッコイイわぁアレは。達也はもちろんだけど、遠藤ミチロウすげー。昔客に向かって豚の臓物投げてただけのことはあるな。最初は達也ばっか見てたけど、後半はかなりの度合いでミチロウ見ちゃったもん。しゃがれた声で呼吸困難に陥ったかのようなシャウトをしながらアコギをかき鳴らす姿に惚れました。五回以上も弦切ってたよ、あの人。

そして、達也はいつものように横でメタメタにドラムを叩いてました。間近で見ると、迫力五割増!音の張り具合もちょー良いの!普通にタムを叩いてるだけだったりするのに、なんであんなにカッコイイんだろうか。叩いてる姿からして最高です。ミチロウとやっていたからなのか、今まで見たときより幾分か荒々しい気がしたというか、パンクな感じだったというか、言葉では表せないハチャメチャな叩き具合。ハイハットの間にスティック突っ込んでグリグリやってたのは笑った。

なんか色々と曲やってたけど、大体はスターリンの曲なのかな。「お母さん いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」(調べたら、ちょー有名曲だった)とか、「音泉ファック」とか、言葉を畳み掛けるように歌っている曲が達也と共にスゴくて、特にお馴染みボブディランの「天国への扉」は鬼気迫る感じで圧巻。サビ以外を日本語で歌い、「オマエはゾウのように隠れて死ぬのか!」って叫んでました。噂には聞いてたけど、歌詞もかなりの独特さで面白くて良かったです。

まぁ歌詞といっても、あとは「男は犯しても 罪は犯すな」とセックスセックスって連呼してたのぐらいしか記憶にはないけどね!ロシアだか何処かの憲法の文をそのまま載せて歌ってた曲もあったらしいです。最後はお馴染み「仰げば尊し」をやって、二回目のアンコールではドアーズの「Hello I Love You」を演奏して終わりました。アコギとドラムというこの編成で、二時間もたせるのはスゴイ。

MCではミチロウの誕生日には達也が最初にメールくれた話とか。それをバラされた達也はかなり照れてました。あと、今度出るライブアルバム「絶望大快楽」は達也が叩いてるときの音源で、その当時達也は高校卒業したばっかだったそうで。「なんか絶望的な就職先ですな」と言う達也に笑った。 「化け物ですよ。最後までドラムがヘタれてないんだから」とミチロウが達也のことを褒めてました。

18歳でスターリンって、今更だけどスゴイ経歴だよな。波乱万丈にもほどがある。その「絶望大快楽」は会場で先行発売してたんだけど、迷ったあげく買わなかった。昨日はエンズのアルバム買っちゃったもんで、お金がなかったんだよ……。今回のライブで少し興味湧いたので、発売したら試聴してみます。

そんな感じで、楽しかった。また観にいこう。