NATSUMEN@LIQUID ROOM ebisu

いやー今日のライブは良かった!まずはオープニングアクト勝井祐二(vln)+中村達也(ds)+ナスノミツル(b)。達也が!カッコ良すぎて!もう言うことないです。強いて言うなら、もう少し暴れても良かったんじゃないかってぐらい。なんかいつもよりもキッチリ叩いてる印象を受けました。少し叩き方が変わったのかもしれない。抑えつつも音から滲み出る衝動!って感じでカッコ良かった。

それにしても、カッコ良かったなぁ。まず、アレだもんな。顔からしてカッコイイ。そして、叩き方がカッコイイ。横も見ずにあんな大振りで鋭く叩いてんのに、クラッシュとかライドをちょージャストにキンキン鳴らせるのがスゲー。っつーかこれスゲーの?普通?いや、でもこれはカッコ良かった。あまりにどっちもキンキン鳴ってるから、どっちがライドでどっちがクラッシュなのか分からなかったぐらいです。

しかも、達也は音自体が良いってときは今までそんなになかったんだけど、今日は音もちょーいいの!スネアがカンカンめで最高でした。で、あのタムの張り具合も最高。セット自体がいつも結構低めに設置されてるんだけど、低空飛行な感じでタムの上スレスレをものすごい速さで駆け抜けるような様がいいですね。すっげー力強く叩いてて、よくタムが破れないよなぁとよく分からないところに感心してしまいました。あの迫力は誰も真似できねーわなぁといった感じです。

NATSUMEN見ながら思ったんだけど、普通ドラムがいて周りにギターだのなんだのがいたら、ドラムの存在が一番前に位置してるってことは結構珍しい気がするわけですよ。実際問題、NATSUMENでドラムの方は結構ドカドカと叩いていたわけだけど、あくまでも存在としては後ろのほうにいたように思えたんだ。だが!達也はいつだって主役級の存在感!ここがスゴイんじゃないだろうか。

そんなわけで達也は最高でした。で、次はメインアクトのNATSUMENなわけですが、これはなんつーか、スゴかったと言えばスゴかったんだけど、音が入り乱れすぎてもう何がなんだかよく分かんなかった。予想していた以上のカオス。音圧はかなりありまして、スゴイ迫力でした。「CDは音圧が足りなくて物足りない」なんて書いている人がいましたが、確かにそれも納得のいくライブ。あれはどの楽器の音圧がスゴかったのだろう。全体的に音がデカかっただけなのかな。

まぁでも、主導権を握っているのであろう元BOATAxSxEのギターは確かにカッコ良かったよ!めちゃくちゃにギターを振り回しながら弾き倒していて、挙句の果てにはギターを壊して去っていきました。ギターを壊す人って、生で見たのは初めてかもしれません。もったいねえぇ!ビール飲みながら演奏してたけど、始まる前から結構飲んだりしてたのかな。シラフとは思えないテンションでした。

ドラムのマシータさんはちゃんといるにはいたのですが、まだ調子が良くないらしく、サポートの人とツインドラムで叩いてました。めちゃくちゃなのにキメるとこはちゃんとキメるっていう、合わせるのがクソ難しそうなあの楽曲を、サポートの人は一体何日で覚えたのでしょうか。とても気になります。

で、俺が不満なのは「Newsummerboy」をやってくれなかったことだ!この曲が聴きたいがために行ったのに……。アンコールあるのかと思ったら、やらねーでやんの。まぁあんだけギター壊して去っておきながら、またしれっと出てきたらそれはそれでオカシイけどさ!最後の曲はみんな燃え尽きる勢いだったし。

そんな感じで、久しぶりに満足のいくライブでした。気分が良くなった俺はTシャツを買ってしまったのですが、冷静になって見てみると特に買う必要はなかったように思えてきました。まぁいいや。今度野音ROVOと共演するらしいんだけど、見に行こうかなぁ。野音で見たらもっと良さそうな気がするし。青山でやる達也と芳垣のツインドラムセッションも気になる。

以上、長文ライブレポでした。