Syrup16g presents "UP TO THE WORLD #1"

どうも。一次面接で落とされてばかりで心が折れた俺です。もう就活飽きました。でも、頑張ります。この前のライブレポ書いたんであげときますね。

peridots
昨年とはサポートメンバーが大幅に違い、ドラムにはJUDEのヒロシ、キーボードにはゆずのサポートでも有名なsunny、ベースはキタダさん、ギターは誰だかよく分からないタカミっていう人。ギターとキーボードのみで「話をひとつ」が演奏され始めた途端、会場の空気がサーッと変わっていくのがスゴイ。そして、二曲目が「労働」。イントロじゃ何の曲か分からなかったわ。「労働」だけでなく、コラースが入り、アレンジも去年のワンマンとは全然違う感じになってて、全体的にすごく良かったです。っつーか、やっぱ歌めちゃくちゃうまいなぁ。見終わったあとに思い浮かんでくる感想はそればかり。あの声はホントに神がかってます。

曲の幅が狭いという印象はまだ変わらないけれども、今回は声や演奏にライブの勢いっていうものが感じられたのがスゴイ良かったなぁと。前回はホントに声のみ、って感じだったからさ。最後に演奏された「ライフワーク」なんて、ラストで曲の内的勢いのようなものがどんどん高まっていってるのが伝わってきました。ヒロシがね、盛り上げに一役買ってて、意外と良かったんですよ。JUDEではあんな微妙なドラム叩いてたのに、今回はちょっと面白いフィル叩いたりしててね。相変わらず手首は直線的で全然跳ねてなかったけど…。でも、以前よりすげー上手くなってた気がする。前回見たのが一昨年だから、そりゃ上手くもなるか。

あと、ゲストで来てた有名ギタリストの鈴木茂が弾くフレーズが妙に80年代チックで古臭かったからっていう理由もあるのかもしれないんだけど、なんか小田和正的雰囲気があるんじゃないかって見てて思った。まぁそれは大げさにしても、今回の三つのバンドの中で、大衆に受け入れられる要素が一番強いのはペリだと思うんですよね。だから、売れると思うし、売れるべきなのかもしれん。普通にドラマ主題歌とか似合いそうだもん。 まぁそんな感じで良かったです。

VOLA & THE ORIENTAL MACHINE
相変わらずアヒトのギターは変な音だ。まぁ出来は…可もなく不可もなくといった感じ。なんか音が全体的にこじんまりしてるんだよなぁ。後半は多少盛り返してきた気がしたけど、やはり中畑さんの勢いが足りなさ過ぎる。あの人は!もっとやれる男だよ!演奏は微妙でしたが、L!O!V!E!のフリを恥じらいもなく真顔でやってのけていたアピートや中畑さんはある意味面白かったです。 他は特に感想なし。なんかどんどんスパルタっぽくなってるような気がする。

syrup16g
今回は良かった。そう言えるライブを久しぶりにしてくれたことが嬉しいです。一曲目の「Everything is wonderful」が始まったときに、あの独特の雰囲気のようなものが戻ってきたように感じられてワクワクしました。年末以来のライブで不安だったのか、途中五十嵐が「こんなんでいいですかね」なんてMCをしていましたが、もしかして一瞬ダメ出しばかりのライブレポを書く俺に言ってるのか、などと妄想しドキっとしたのは秘密です。そんなんで大丈夫ですと言いたい。

やっぱね、サポートがいたほうがいいですよ。ネットに「今回はサポートいるらしい」なんて書いてあったので半信半疑で待っていたら、本当に準備の段階でマイクが三本用意されてビビりました。しかも、サポートはボラの青木(元downy)!五十嵐の横で、散々ノイジーなギターをかき鳴らして去っていきました。

あの人、演奏中七割は後ろ向いてフィードバックノイズ出してたんじゃなかろうか。そればっかだったのでちょっと笑いました。緩急が足りず、静かなところではもうちょっとキッチリ音消して欲しいなぁとも思いましたが、最大の功労者にワガママは言ってはダメだ。荒削りにギュインギュインしててカッコ良かったし、あの勢いに乗じて五十嵐も演奏中にジャンプなぞ披露してくれたのだから、そこは感謝感激あめあられ。不穏なフィードバックが漂う「シーツ」も新鮮で面白かった。

五十嵐の声が出てたことが大きい。この前テレビでカウントダウンの映像を見たときは「これは歌手とは言えないな……」なんて思ったりもしましたが、今回は見違えるほど声が出てました。そして、やっと勢いを取り戻してくれた中畑さんですよ。さっきのボラはなんだったんですかと問い詰めたい。リアルのハイハット使いはやはりテンションが上がります。ダダッジ!ダダッジ!みたいなやつ。ごめん、意味不明で。まぁあれでも実力の80%ぐらいなんじゃないだろうか。皆引くぐらいドカドカ叩いちゃえばいいんだ。あの人は!もっとやれる男だよ!

そして、ライブでは聴いたことがなかったり、久しぶりにやるような曲を詰め込んだセットリスト。「(I can't)Change the world」 が聴けたのが嬉しかった。声の張り上げがしっかりしてた「不眠症」も良かったし。青木に触発されたのか、アレンジが少し違うというか、全体の細かいニュアンスが激しい感じになってて良かったです。特にソニックのAメロあたりのドラム。なんかサビでちゃんと演奏が盛り上がるシロップは久しぶりに見たような気がするのは俺だけだろうか。

そんな感じで、まだ「ヤバイ!最高だ!」と絶賛はできませんが、調子が良い方向に向かってきているように思いました。早く一昨年のリキッドを越えるライブを見せて欲しいものです。サポートは毎回青木なのだろうか。気になります。

っつーか、新譜まだー?