山下洋輔、大友良英、中村達也@新宿ピットイン

行って来ました。ピットイン初めて行ったんだけど、前半分が座席になってまして、ステージも低くて見にくかったです。なので、頭を見るのがやっとで、ハコは小さいのになぜかほとんどモニターで見るハメになるという、隣にいるのに携帯で通話状態。やっぱリキッドぐらいがちょうどいいよなぁと思った次第です。

山下洋輔はメロディがあるのかないのかよく分からない怪しいピアノばっか弾いてるし、大友良英はギターで通信機器が壊れたような音を出していて、俺には理解できないそのアヴァンギャルドさについていけず眠くなった部分があったので、個人的にはまぁ良かったかなってぐらいの感想になってしまいました。

ペース配分を全く考えていないような全力疾走のドラムを延々と叩ける達也には相変わらず感動するんだけど、今日はあんまグッとくるフィルがなかったなぁと。スネアからフロアタムへのごく普通なロールばっかしてた気がする。でも、なんかある程度はカッコ良く見えてしまうから不思議だ。だって瞬間最大速度的なものが地を這うかのごとくめっちゃはえーんだもん!あと、達也ってハイハットとスネアをひたすら同時に叩くの好きだよね。やってるのよく見かけます。

三人のリズムがあれで合っているのかどうかがいまいち判断できん。っつーか、そもそも一定のリズムを刻んでるのは達也だけなんじゃないかっていう。三人が好き勝手にやっているように見えるんだが、あれには設計図は存在するのだろうか。それとも、やっぱ全部アドリブなのだろうか。ギターはリフみたいなのは全然弾かないし、そのうえベースもいないから、勢いが合わさったときのカタルシスみたいなのがあんまないですね、こういう感じの演奏だと。

そんな感じで、セッションとしては勝井とかとやってるやつのほうが好きです。こうなると、やっぱ照井とのセッションが見たかったな……。嗚呼。