大崎善生 『パイロットフィッシュ』
- 作者: 大崎善生
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/03/24
- メディア: 文庫
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人間は記憶の集合体だというような表現が何回も出てきて、それが出てくるたびに宮部みゆき『理由』の『人を人として存在させているのは「過去」なのだ……それを切り捨てた人間は、ほとんど影と同じなのだ』というセリフを思い出した。
なにが偉くてなにが幸せだとかは確かにものすごく曖昧で、結局存在しないんじゃないかと最近感じているのだが、でもまぁそんなことをグチグチと考えて、暇で余裕のある生活をしていられる自分はものすごく幸せなのだろうなとも思う。
余談だが、傘の自由化は実現したらとても面白い気がする。