RIZE 『ALTERNA』

ALTERNA

ALTERNA

今更ですが感想を。

前作に比べると妙に売れ線な匂いがするというか、とってもアメリカ西海岸ですね。前作のほうが荒々しくて剥き出しな演奏で良かったとは思うけど、吹っ切れ具合は相変わらずなので単純にカッコイイしまぁいいかなと。むしろ今回のほうがアルバムとしては上手くまとまってるんじゃないですかね。10曲30分という、無駄がなく捨て曲少な目なところがイイ。

というか、まぁ言いたいことはアレだ。やっぱ金子最高だよね……。「Feeling」あたりの軽やかなドラミングが俺のツボを刺激して止みません。このドラムがなくなったら一体どうなってしまうのか。考えただけで恐ろしくて夜も眠れません。ってか、まぁ聴き返すたびに思うが、揃いも揃ってライブで盛り上がりそうな曲ばっかで笑えますね。こういうヘヴィーロックは、ライブがカッコよければ全てはおkだと個人的には思うので、これはとても良いこと。

あと、最近はサビが上手く機能するようになってきたなぁという印象。昔は肩透かしを食らうことばかりだったんだけど、今はちゃんとサビがあるんですよ。前作も「CRY」はJesseにしては頑張ったって書いたと思うんだけど、今回は「神」「American Hero」「Road Ⅱ 雷音」、全てサビがサビ然としててね。成長したなぁとしみじみ感じる次第です。

ライブでは存在していた熱量がなくなる分、「平和」はちょっと聴けたもんではな……。イントロのギターの音はなぜにあんな汚いんだろうか。わざとにしても汚い。「Ghost」にしてもそうだけど、もう少しクリーントーンを綺麗に響かせる努力を!して!その昔、「Future Child」なんて曲がカップリングにあったけど、せめてあれぐらいの音でお願いします。

そして、Jesseガナりすぎ。そのうち喉が潰れそう、というかもう潰れてるんじゃないかと思ってしまうほど。この辺だけ気をつけて、あとは「Ghost」方面で頑張ってもらえれば特に言うことはない、と偉そうに書いたところでお開きにしたいと思います。サヨウナラ。